12歳女児が電池を誤飲し死亡 防げなかった死に哀悼と警戒促す声
ボタン電池を口に入れうっかり飲み込んでしまったばかりに、まだ12歳の女の子が命を落としてしまった。
■少女の死
ヴァレリアちゃんは電池を誤飲後、ジューコフカとブリャンスクの病院で診察を受けて助けを求めた。にもかかわらず数日にわたり苦しみ、そのまま帰らぬ人となってしまった。
リチウム電池の誤飲はとても危険で、誤飲からごく短い時間であっても消化管の壁に穴が空くことがある。特にコイン型は食道にひっかかることが多いというが、医師団は食い込むような形でヴァレリアちゃんの食道にとどまっていた電池を発見することができなかった。
■当局が捜査を開始
当局も捜査を開始しており、ヴァレリアちゃんが訪れた病院の医療スタッフによる過失にあたるかも含め、詳しく調べている。「排泄物と一緒に出ます」と伝えて家に帰ることを許した医師らの対応については、驚いている人も多いようだ。
幼い子供が電池を飲み込まないよう気を付けている親は多くても、実際にどれほど危険かを認識している人は少ないと言われている。
12歳だったヴァレリアちゃんが電池をつい口に入れてしまったことを考えると、比較的大きな子供を持つ親も、どんなに危険かを知っておく必要がありそうだ。
・合わせて読みたい→リチウムイオン電池の仕組みにチコちゃんが迫る ノーベル賞受賞者の解説が話題に
(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)