コロナ禍で離婚を決意した妻たち 共通していた「夫のNG行動」は…
新型コロナウイルス感染症による休校や外出自粛は、家庭にどんな影響を与えた? コロナ禍でもリモートで相談に応じていた弁護士に取材
新型コロナウイルスの日本国内での感染拡大により、一時期は全国に緊急事態宣言が発令。
そうした中、インターネット上で感心が寄せられたのが、この“コロナ禍”における不倫や離婚への影響だ。自粛期間中にどのような変化が見られたのかについて、齋藤健博弁護士に話を聞いた。
■不倫や離婚「相談は多かった」
緊急事態宣言下ではステイホームが呼びかけられ、感染が確認された人は数日間の行動履歴を調べられるという特性から、インターネット上では「コロナ禍で不倫は減ったのではないか」と推測する声も。
しかし、齋藤弁護士によると、「コロナの最中でも、不倫や離婚の相談は多くありました」という。
「少し変わった事例としては、コロナで子供の学校が休みになったとき、不倫相手に子をみていてもらった……なんて事例もありました」と、子を持つ親たちの切迫した状況も浮かび上がった。
■「子供への態度」が決定打に
また、子供たちの休園や休校、仕事もテレワークになった影響で家族で過ごす時間が増えた影響もあり、「リモートで話を伺っていると、旦那さんによるお子さんへの態度、これが離婚に対する決定的な理由になることが多くあったことは肌感覚として思っています」と齋藤弁護士。
“コロナ離婚”なる言葉も誕生し、インターネット上では議論も巻き起こったが、実際にこれに該当するケースは少なくなかった様子だ。