法整備の期待高まるネットの誹謗中傷 一方で「議論が必要」との声も

ネット上での誹謗中傷発信者を特定しやすくする議論が高まっている。一方で『誹謗中傷』と『言論の自由』の線引きが難しいとの見解も。

誹謗中傷
(RyanKing999/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

フジテレビのバラエティ番組に出演していた女子プロレスラー・木村花さんが亡くなった件について、SNS上の誹謗中傷が関連しているとの見方が出てきている。

5月25日、菅義偉官房長官は記者会見で、インターネット上の誹謗中傷を発信した人の情報開示について「適切に対応を図っていく」と語った。


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■法規制を主張する人の声は?

SNSの「誹謗中傷」を規制するべきだと話すのは、30代女性のHさん。

「ネット上でひどく言われている芸能人を見ていると、やっぱり良くないなと思う。SNS上で日々口汚い言葉で罵られている芸能人もいる。しかも、匿名で。あれはやりすぎでしょう。


言論の自由と言っても、限界はある。人格を否定するような書き込みをした人については、速やかに情報の開示請求と個人を特定できる体制を作り、処罰していくべきだと思う」

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■アンチコメントを書いた経験を持つ人は?

しらべぇ編集部では、今年2月に全国の10~60代のSNSユーザー977名を対象に、芸能人のSNSにアンチコメントを書いたことがあるか、調査を実施している。

SNSにアンチコメントを書き込んだことがある人は7.0%とごく僅かだが、一握りの人間が書き込みをしている現実があるようだ。

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■経験者の多い世代は?