「5歳になってみよう…」 安田レイ、新曲『through the dark』で新境地へ

新曲「through the dark」について安田レイにインタビュー。レコーディングでは、意外な指示もあったようで…

■楽曲の裏テーマは「遠距離恋愛」

そんな、自粛期間の陰鬱な気持ちを晴らしてくれるような今回の楽曲『through the dark』。話を聞くと、今までとは異なる条件で制作に当たることになったようだ。

安田:もともと原作がゲームでして、今回初のアニメ化になるので、ストーリーを知るためアニメのプロット(台本)を読ませていただいて、そこに書いてあるキャラクターの名前とセリフから、絵を想像するっていう初めての経験もしましたね。


———ある意味、完成前の作品に沿った楽曲を作るというわけで、これまた難しそうですね。

安田:はい。なので、歌詞を書くときは登場人物の目線で書こうって考えて、ヒロインの「アイリス」という女の子を選びました。同じ女性っていうのもあるけど、純粋でまっすぐ、気持ちも強くて、諦めない性格とか尊敬できる部分がいっぱいあるなと思って。


———その、物語の誰かの視点に立つというはファンにも伝わっていたようで、「歌詞がアイリス視点でほんとに良き…」といったコメントが寄せられてました。

安田:伝わってて嬉しい…! あと、歌詞に自分のエッセンスを入れるために、アニメの「光と闇」というストーリーの裏テーマとして「遠距離恋愛」の要素を盛り込んでいます。


遠距離恋愛って会えない時間が気持ちを高めてくれる人もいれば、会えない時間によって「私は本当にこの人が好きなのか」って迷いが生じる場合もあると思ってて。


アニメとリンクするように、自分の迷いを断ち切って決断していくところを、サビの「やっぱり私は好きなんだ! やっぱり私は愛してる!」と歌では表現しています。


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■海外からも大反響

———アニメは以前から放送されていましたが、5月11日の先行配信後の反響はいかがでしょう?

安田:本当に多くの方からコメントをいただいて嬉しい限りです。「歌い方が変わった」「進化している」っていう意見もいただけたりして。あと、アニメが海外で放送されているっていうのもありますが、今回、海外の方からの反響も多いですね。


———なるほど。珍しく英語の歌詞が使われているのも影響あるのかもしれませんね。

安田:それもありそう! 英語ってすごいどストレートになりがなので、じつはあまり歌ってきてなくて。今回はそれをあえて使用したんですけど、それが良かったりして(笑)逆に日本語は「はかなさ」「切なさ」とか繊細で幅のある表現ができるんですけどね。

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■プロデューサーから「5歳になれ」