武井壮、ネットでの表現の自由に持論 「個人への悪口と体制への批判は違う」
武井壮がネットでの発言に対し持論を展開。「個人への悪口と体制への批判は違う」と話した。
25日、タレントの武井壮が『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に出演。『テラスハウス』をはじめとする恋愛リアリティショーとネットでの発言について言及した。
■「カットする勇気を」
番組では、23日に亡くなった木村花さんを追悼。武井は話を振られると「以前にも同じようなことがあって、そのときにしたツイートが何十万かリツイートされた」とこの問題は何度も起きているとした。
また、木村さんが批判を受ける要因ともなった番組のシーンについて「結構きつい口調で共演者を責め立てているシーンがあって。それが視聴者の反感を買ってしまって」と武井自身もあまり良くないシーンだったと感じたようだ。
「制作側もこんなことになるとは予想していなかったと思うんですが、誰しもが険悪感を抱くような発言や行動はカットする勇気を持ってほしい」と制作側にも言及した。
■「個人への悪口と体制への批判は違う」
武井は、「ネットでの誹謗中傷はやめようと伝えてきたんですけど」と前置きしつつ、「そういうことを言うと政治的なことと結びつける人が多くて、表現の自由が守られなくなると人が出てくる」とコメント。
そんな発言に対し、「ぼくは決してそうではないと思っていて、悪意を持って相手に悪口を言うことと何か体制向けての批判って全く違う。みんな、自分の心の中でわかっているはず」と述べる。
さらに、「個人個人が線引きして、全員がリテラシーとして理解するべき。匿名ではなく、実社会の中でSNSをしていると思うべき」と持論を展開した。
■番組への責任を語る人も
ネットでの誹謗中傷はやめようという動きから、番組に対する責任問題を語る人も出始めている。番組側もここまで誹謗中傷が殺到し、出演者が自殺まで追い詰められるとは予想していなかっただろう。
もう亡くなってしまった以上、後戻りはできない。今後はこういったリアリティショーが原因で誹謗中傷を受け、精神を追い詰められてしまうという事態は起こらないようにしなければならない。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)