育児に疲れて? 子供を殺し「誘拐された」と嘘をついた母親を逮捕
障害のある息子を育てていた女が、息子を殺害。逮捕された女は「息子もこのほうが幸せ」などと話しているという。
障害のせいで、何をされても被害を伝えることができなかった少年がいる。それでも一生懸命に生きていた少年の殺害を、母親が計画。1度目の失敗を経て殺害に及び、「誘拐だ」と騒ぎ世間を驚かせた。
■子殺しを試み失敗
米国・フロリダ州で暮らすパトリシア・リプリー容疑者(45)には、9歳の息子アレハンドロ君がいた。
アレハンドロ君は自閉症で、話すことができなかったとのこと。それもあり育児に疲れ果てていたのか、容疑者はアレハンドロ君を連れて運河に向かい、到着するなりアレハンドロ君を突き落とすという凶行に及んだ。
この時はたまたま付近にいた人たちがアレハンドロ君の叫び声を聞き大慌てで現場に向かい、アレハンドロ君を救出。容疑者は救い上げられたアレハンドロ君を連れ、別の場所へと移動した。
■殺害と嘘
別の場所に到着したリプリー容疑者は、周囲に人がいないことを確認し再びアレハンドロ君を運河に突き落とし放置。
容疑者はその後に通報し、「運転中に、見覚えのない車にあとをつけられました」「車に乗っていた男たちに運転を妨害され、中から出て来た男に息子を誘拐されてしまったのです」などと嘘をついたため、「子供の誘拐事件発生か」と大々的に報じられた。
しかしその間にも警察は様々な可能性を視野に入れ、捜査を進めていた。