黒川検事長、賭け麻雀の点ピンレートに「ありえない」と疑問が残る理由
「賭け麻雀」が報じられた東京高検の黒川弘務検事長。レートは点ピンだったと明かされたが、一部で疑問の声も…。
緊急事態宣言下での「賭け麻雀」が発覚し、辞表を提出した東京高検の黒川弘務検事長。
22日の衆院法務委員会で法務省の川原隆司刑事局長は、麻雀のレートが「点ピン(1,000点につき100円)」だったことを明かし、「社会の実情を見ると必ずしも高額とはいえないレート」と説明している。
■点ピンは「高額とはいえないレート」
点ピンと説明されても、麻雀をやったことがない人にとってはいまいちイメージが湧かないが、これはフリー雀荘で一般的なレート。「祝儀」といわれるボーナスや細かいルールによっても異なるが、1回のゲームで5,000円程度の金額が動く。
報道によれば、黒川検事長たちの麻雀の結果は「1人あたり数千円から2万円程度の勝ち負けだった」と言われているが、点ピンのレートと合致する。
「高額とはいえないレート」と報じられたことを受け、SNS上では「点ピンまではOKという前例ができた」といった反応があがっており、「ホリエモン」こと実業家の堀江貴文氏も「テンピンは合法なのね笑」とツイートしている。
■点ピンで10万円は難しい?
「サラリーマンと同じレート」「学生たちと変わらない」とも言われた黒川検事長の今回の点ピン騒動だが、中には「このレートは嘘ではないか」と疑問の声も。
『週刊文春』(文藝春秋)の報道では、過去に麻雀に参加した記者から「10万円負けた日もある」という話が出てきているが、麻雀に詳しい男性によれば、もしも10万円負けが事実だとすれば点ピンでこの金額負けるのは「ありえない」というのだ。