天気予報で耳にする「大気の状態が不安定」の意味 警視庁が注意喚起
天気予報でよく耳にする「大気の状態が不安定」というフレーズ。いくら晴れていても安心はできない?
天気予報で「大気の状態が不安定」という言葉を誰しも一度は聞いたことがあるだろう。普段何気なく耳にする言葉だが、とくに気にせず「晴れ」「雨」といった天気マークだけを見ている人もいるのではないだろうか。
このことについて、警視庁警備部対策課ツイッター公式アカウントの投稿が反響を呼んでいる。
■晴れていても安心しないこと
「メガネが曇らないマスクの付け方」や「非常時や避難生活に役立つゲーム」など、有益な情報をわかりやすい内容で発信している同アカウントだが、今回は「大気の状態が不安定」とはどのような状態かを説明。
「上空に冷たい空気、地上に温められた空気がある状態」だとし、空気が安定した状態に戻ろうとする際に雲が発生して、天気が急変する可能性があるとのこと。「晴れていても安心せず天気予報はこまめに確認しましょう」と注意を促した。
天気予報でよく聞く大気の状態が不安定とはどういう状態かご存知ですか。これは上空に冷たい空気、地上に温められた空気がある状態をいいます。空気は安定した状態に戻ろうとしますが、その際に雲が発生し、天気が急変する可能性があります。晴れていても安心せず天気予報はこまめに確認しましょう。
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) May 18, 2020
■天気予報を毎日見ている人は…
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,733名に調査したところ、全体の65.3%が「天気予報は毎日見る」と回答。
男女・年代別で比較すると、年代が上がるほどこまめに天気予報をチェックする傾向にあることが判明している。10代では男女ともに50%を切っているが、若者たちは天気をあまり気にしていないのだろうか。
また、別の調査では、若い年代ほど「ゲリラ豪雨で傘がなくてずぶ濡れになった経験がある」という調査結果も出ている。
■ずぶ濡れにならないためにも…
ユーザーから「ずっと前から知りたかった」との声もあがった今回の投稿。
ずぶ濡れにならないためにこまめに天気予報をチェックすることを心がけ、もしも「大気の状態が不安定」といった説明があれば、いくら晴れていても油断せずに折りたたみ傘などをカバンに忍ばせておいたほうがいいだろう。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
対象:全国10代~60代の男女1733名 (有効回答数)