遺棄された銃をおもちゃと思い込んだ5歳児 12歳の兄を誤って射殺
たまたま見つけた物を、「おもちゃだ」と喜んで拾った幼児。近くにいた兄にそれを向けた結果、とんでもない悲劇が起きた。
わずか5歳にして、大好きだった兄を殺してしまった男の子がいる。偶然に見つけて拾った物を、兄に向けてしまった結果で起きた事故だというが、男の子、そして家族が受けた心の傷はあまりにも大きい。
■男の子がある物を発見
母の日の前日にあたる5月9日に、米国・ジョージア州で暮らす5歳の男の子が、自宅近くの森を散策中にある物を見つけた。
「おもちゃの銃に違いない」と喜んだ男の子はそれを拾い、12歳の兄の元へ。「兄ちゃん、バン、バーン」とふざけながら銃口を兄に向けた男の子は、銃弾がこめられていることに気づかず発砲。弾は胸元に当たり、兄はその場で倒れ動けなくなった。
■兄の死
騒動を聞きつけた警官隊がすぐに現場に急行し、倒れたままの兄の命をどうにか救おうと尽力。ほどなくして到着した救急隊員が救急車に乗せて病院に搬送したが、少年は帰らぬ人となってしまった。
警察はその後に兄を撃ってしまった男の子、そして7歳の兄にも事情を聴き、「男の子の説明には一貫性がある」「これは悲劇的な事故だ」と結論付けた。