「結婚16年目で一緒に過ごす初の誕生日」 休業ポスターが話題のダイニングバーに直撃
新型コロナで大打撃を受ける中でのバースデーを迎えた夫婦が話題。その想いとは…
2020/05/16 08:00
■新型コロナで3重苦状態
高田馬場で飲食店を2店舗経営する坂口氏。新型コロナの影響で、2月末から客が徐々に減っていき、1店舗はほぼ店を閉める状態に陥った。
また、従業員の半数が、飲食業界の今後を懸念し、自ら辞めていってしまい、売上は例年比7割~8割減とのことだ。「いつもの1.5倍頑張っても、売上が思うようにあがっていかない」とこぼす。
■感謝の気持ちを込めて参拝
そんな折、14日に坂口氏のバースデーを迎えた。修行時代に出会ってから、交際期間を含めて18年間、一度も奥さんと誕生日を一緒に過ごしたことがなかったという。「店のお客さんにいつも祝ってもらっていた」と坂口氏。
「新型コロナの影響で、お店も忙しくないし、今年は店を休みにし、ゆっくりしようか」という話になり、奥さまが直筆で案内文を書いたという。誕生日当日は、この状況でも商売ができることに感謝の意を込めて、地元の「穴八幡宮」を参拝したそう。
奥さまからは、「初めて二人で誕生日をまったりと過ごせて良かった」との感想を聞けたとのことだ。