延長された緊急事態宣言 「通常通り」外出する人が語る問題点とは

延長が決まった緊急事態宣言。そんななかで通常通り外出している人も

2020/05/08 10:00

■外出していた人の声は

緊急事態宣言下でも通常通り外出していたと話すのは、40代女性のSさん。

「スーパーマーケットでパートとして働いています。地域に1つしかないので、当然休むことはできず、通常勤務です。


本年を言えば私も家に居たいですよ。でも仕事をしないと生活ができないし、スーパーが休んでしまったら、国民の生活も崩壊してしまう。そんな義務感で出勤しているのに、外出している人を一様に批判する風潮は納得いかない」


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■電車に乗る人からは不安の声も

また、30代会社員の男性のMさんもこう話す。

「感染の怖さを感じているけれど、在宅勤務できるシステムが不十分なので、しばらくは混んでいる電車で通うことになりそう。休日は外出を自粛していても、自分にとっては正直意味がないのではとも思う。


妻からは『転職を考えたら?』と言われていますが、生活もあるし難しい。外出せざるを得ない人がいることを世間も理解してほしいし、国が企業活動を自粛させるように要請している業種には、保障をちゃんと出せばいいと思う」


自粛しない人を叩く風潮がある現在。不要不急の外出は避けなければならないが、自粛したくてもできない人もいる。そのことは、しっかりと認識しておく必要がある。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年4月24日~2020年4月27日
対象:全国10代~60代の男女1,880名 (有効回答数)

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