Xiaomi、スマホPR動画が「原爆を連想させる」と物議 謝罪文を掲載
中国のスマートフォンメーカー「Xiaomi(シャオミ)」のPR動画が原爆を連想させるのではないかと物議。Xiaomiはその後、謝罪文を掲載した。
中国のスマートフォンメーカー「Xiaomi(シャオミ)」が公開したプロモーション動画がSNSで物議を醸し、Xiaomiは6日に謝罪文を掲載した。
■「原爆」連想で批判
問題となったのは、『Redmi Note9』シリーズの高速充電機能のプロモーション動画。寿司らしき食べ物を食べた男性の体が風船のように膨らんで破裂し、家を突き破って破裂するという内容だ。
その後、キノコ雲のようなものがあがり、「FAST CHARGE」というメッセージが表示され、親指を突き立てたポーズが映し出されるというもの。
寿司や家が日本を連想させること、太った男性がファットマン(長崎に落とされた原爆の名前)を連想させること、そしてキノコ雲と思われるものに、SNS上では「笑えない」「製品自体は良いのに今回の動画は残念」「わざわざこれらを使う必要があるのだろうか」といった批判が相次いだ。
■「あらゆる文化を尊重しています」と謝罪
こういった批判を受けてか、Xiaomiは謝罪文を掲載。「この度、弊社の最新製品の海外市場向けプロモーションビデオに配慮に欠ける内容が含まれていた件につきまして、心よりお詫び申し上げます」とコメント。問題となった映像はすでに削除したという。
また、「Xiaomiは、世界中のユーザーならびにあらゆる文化を尊重しています。今後、販促物の制作についてはお客様に寄り添うよう一層努め、再発防止に取り組んで参ります」とした。
弊社、最新製品のプロモーションビデオに関するコメントを掲載します。今後の再発防止に努めます。 pic.twitter.com/ZSXbSZElEi
— Xiaomi Japan (@XiaomiJapan) May 6, 2020
■SNS上の反応は…
コメントを受け、ユーザーからは「この出来事が歴史の渦に埋もれて忘れられるような素晴らしい製品を作ってくれることに期待」「信頼回復へお努めください」と今後に期待する声が寄せられた。
しかし、一方で「購入の選択肢から外しました」「騒動収まるまで使うの控えよう」と厳しい声もあがっている。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)