遺体の確認ミスで他人を火葬 死んだはずの家族と再会した一家

意識不明の患者が目を覚まし、まさかのミスが発覚。とんでもない事態に発展し、病院が対応に追われている。

■まさかの目覚め

その後ほどなくして、アルバさんが入院していた病院で長いあいだ意識を失っていた女性が目を覚ました。女性がすぐにスタッフに「アルバ・マルリです」「家族に連絡してくれませんか」と伝えたため、スタッフはアルバさんと亡くなった患者を混同したことに気づき、慌てふためいた。

医師団はすぐにアルバさんの自宅に行き「間違えてしまいました、すみません」「アルバさんは生きています」と説明。驚きつつも喜んだ家族だが、今後については「病院を訴えます」「火葬にかかった費用と賠償金を支払ってほしい」と話している。


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■誰の遺灰なのか

見知らぬ人の遺灰を預かったままだというアルバさんの家族は、現地メディアに「まるで奇跡のようです」「死んだと思っていたのですから」とコメントした。

またアルバさんの体調については「元気です」と話しているが、アルバさんは検査を受けておらず、新型コロナウイルスに感染していたかどうかは分からないという。

今回の失敗について、病院側は「多くの感染者がおり混同してしまった」と釈明。遺灰が誰のものかについてはまだ判明しておらず、今も調査中だという。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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