連休前最後の平日 銀行付近の「行列」はソーシャルディスタンスの影響で…
大型連休前は、銀行やATMを求める利用客が増えるもの。さらに今回は新型コロナウイルスの問題もあり…。
■並ぶと意外にも…
「これは30分ほどは待つのではないか…」とゲンナリしつつも、ひとまず最後尾につく。しかし意外なことに列はスルスルと前に進み、約10分ほどの待ち時間でATMが利用できてしまった。
通常であればATMを目指す客が列を作りやすいよう、銀行ではポールによるパーテーションを常備するケースが多い。そのため利用客は外の列の次は行内の曲がりくねった列に並ばなければいけないのだが、「3密」を防ぐためか、ポールは全て撤去されていた。
さらに外にできている列も人が密集しているわけでなく、むしろ「分散」されていたため、見た目の距離とは裏腹にATMへ辿り着くまで実際の時間は短かったといえる。
■利用客が増えたワケ
多くの銀行が「不要不急の利用」を自粛するよう呼びかけているが、そんな中で三菱UFJ銀行は1日より「セブン銀行ATM」「イーネットATM」及びファミリーマートに設置している「ゆうちょ銀行ATM」の利用手数料を改定。
その結果、「セブン銀行ATM」では平日日中帯の手数料は110円から2倍の220円に引き上げられ、それ以外の時間と土日祝日時の手数料は330円となった。
他の2つのATMでも手数料が値上がりしており、連休前に「銀行を目指す客」が増えた一因になっているのは間違いないだろう。ネット上には「こんな状況だからこそ手数料ゼロにするかと思ったら…」「銀行は本当に殿様商売をやめてくれ」といった怒りの声も多数上がっていた。
果たして連休中のATM利用者数はどのように推移していくのだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)