遠くにあるものが小さく見える理由をチコちゃんが解説 視聴者からは納得の声
チコちゃんがものの見え方について解説。視聴者からも納得の声が相次いでいる。
24日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「なぜ遠くにあるものは小さく見えるの?」に注目が集まっている。
近いものが大きく見え、遠いものは小さく見えるがなぜそうなるのだろうか。チコちゃんがわかりやすく解説した。
■「大きさとは光の角度だから」
チコちゃんのテーマに対する回答は「大きさとは光の角度だから」という。目の仕組みと光が関わっている。
人間の目はカメラと同じような構造をしている。カメラは光がレンズを通過し、フィルムに像が焼き付くことで写真ができる。人の目は同じように目の角膜、虹彩を通過して網膜にたどり着き、それが脳に伝わって処理される。
物を見る時、目に入るときの光の角度が小さくなり、網膜にできる像も小さくなる。しかし、同じ大きさのものでも距離が遠くなると光の角度が小さくなるため、小さく見えると紹介した。
■イラストの遠近法はこの性質を利用
番組ではこれを検証するため、高さ333mの東京タワーと高さ634mの東京スカイツリーが同じ大きさに見えるか検証。
計算から割り出した場所で2つを見比べると同じサイズに見えるという結果となった。この遠近の感覚が脳に染み付いていることから、平面上に書かれたイラストでも小さいものが遠く、大きいものが近く感じると紹介し、テーマを締めた。
■解説に納得の声
チコちゃんの「大きさとは光の角度だから」という回答には「どういうことだろう」「これだけみてもわからないな」と疑問の声が多くみられたが、目の仕組みや検証を見た視聴者は「そういう意味か。難しいけどわかった」「光がこういう風に関わってるとは思わなかった」と納得していた様子だ。
人間が光を感知して物をみることは周知の事実だが、細かい仕組みまで理解している人は多くはなかっただろう。こうした豆知識のようなものを学ぶのはチコちゃんの魅力だろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Aomi)