26年前に頭を刺された老人 難手術で錆びた刃の除去に成功
遠い昔に老人の頭に刺さり、錆びだらけになっていた刃が、手術でようやく除去された。老人の現在の体調は…。
■10センチの刃を除去
その後、男性はひどい頭痛に耐えながら生活。片目の視力が著しく低下し、左腕と左脚もだんだん動かなくなっていった。
だが最近になり、男性が暮らす地域をたまたま訪れた医師らが「刃が頭に刺さったままの老人がいる」という話を聞いて、男性を訪問。「手術ができる病院で早く刃を除去しなくては」「無料で手術してあげましょう」と提案し、今年4月に男性を山東省の病院に搬送した。
そこで男性は2度にわたり大手術を受け、錆で真っ黒になっていた刃がようやく取り除かれた。
■男性の今
手術が終わり無事に目覚めた男性は、「やっと20年以上も続いた悪夢から解放されました」と医師団に深い感謝の気持ちを伝えた。久々に声をあげて笑ったという男性の体調は良好で、視力や手足の力も戻ってきているそうだ。
痛みに満ちた年月を経た男性が元気に老後を過ごせるよう、多くの人が願っている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)