消毒液代わりの「高濃度アルコール」が高額転売 犯罪になるのか弁護士に聞いた
酒造会社が製造している『アルコール77』といった高濃度アルコールが、フリマアプリで高額転売。「酒税法違反」に該当するのか、弁護士に話を聞いた。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、消毒用エタノール不足が不安視されており、さまざまな酒造会社が消毒液に代替できるアルコールを製造、販売していることも記憶に新しいだろう。
そんななか、一部のフリマアプリ内ではすでに高額転売されているとの噂があがっている。はたして本当なのか、しらべぇ編集部は実際にチェックすることにした。
■数倍の値段で高額転売
10日には高知県安芸市の菊水酒造が高濃度スピリッツ『アルコール77』(税別1,200円)の出荷を開始しているが、フリマアプリで「アルコール77 菊水」と検索すると、数は少ないものの高額で転売されていることを確認。
2本で4,000円〜10,000円ほどと元値を考えるとかなり高い金額だ。
■酒類の転売は酒税法違反?
出品ページを確認すると、「6本買ったが使い切れないので出品」との理由や、またあるユーザーは「間違って購入したため出品」との文言をつけており、転売ではないことを強調している出品者もみられた。
高額転売の実態を受け、SNS上では「酒税法違反ではないのか」との声が続出。はたして、この行為は法律違反にあたるのだろうか。しらべぇ編集部は、レイ法律事務所に所属する舟橋和宏弁護士に話を聞いた。