コロナ余波で山積みになった「1万本の梅酒」 ネットユーザー協力し完売へ

「全国梅酒まつり」の公式ツイッターは16日、イベント自粛のため販売できなかった梅酒約1万本を「福袋」に入れ販売することを発表。ネット上で拡散され無事完売したもよう。

「全国梅酒まつり」の公式ツイッターは16日、イベント自粛のため販売できなかった梅酒約1万本を「福袋」に入れ販売することを発表。

そんな窮状に気がついたネットユーザーが拡散に協力し、4.2万リツイート、3.1万いいね(同日16時現在)と広く拡散された結果、福袋の注文が殺到する事態になっている。


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■山積みの梅酒

東京や、小田原などで年6、7会場で開催されている梅酒の美味しさを広めるためのイベント「全国梅酒まつり」。

新型コロナウイルスの拡大を受け、3月に開催予定だった茨城・水戸、福岡・大宰府のイベントは開催中止を余儀なくされ、イベントのために用意した200種、1万本以上の梅酒が、ツイートにもあるように行き先を失い倉庫に山積みとなった。

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■すぐに完売状況

全国梅酒祭り
(提供:一般社団法人梅酒研究会)

そこで同イベントを企画している一般社団法人梅酒研究会と商品の管理に携わっているメーカー・プリュヌは、福袋として詰め合わせ販売することを決定。

梅酒研究会の広報担当者は、「梅酒まつりで何万人にも及ぶお客様に、梅酒の美味しさを知っていただくはずだったので本当に残念。そう落ち込んでばかりもいられないので、会場で味わっていただくことはできないが、“福袋”として一人でも多くの方に味わっていただければ、と特設サイトを1日限定で設けました」と経緯を説明する。

地域限定の銘柄や、近隣では手に入りづらいもの、さらには品評会で賞に輝いた梅酒なども入っているという豪華さに加え、ツイッター上の反響も売れ行きに貢献。「予想以上の売れ行きで、告知して1時間半程度で用意した1,100セットが完売しました。本当にありがたいことです。これから追加文のセット450を作っていますが、手が足りない状況」と感謝の気持ちを話していた。


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■安堵の声

ツイッター上では、一時的に完売状態だったことを知り「各種福袋が売り切れ! 出遅れた! 皆さんはやいー!」「買えなくて残念ですが、完売おめでとうございます」「応援で買うか! と思いましたが全て売り切れそうで安心しました」と声を上げるユーザーが多く見られた。

一方、改めて梅酒に興味を抱いたというユーザーも多く、「外に出れないストレスを梅酒で洗い流します!」「お家で梅酒祭り」「梅酒祭りぢゃぁあー」という声も散見された。

新型コロナウイルスが収束するまでイベントは自粛される見通しだが、早く気持ちよく屋外で美味しい梅酒を味わってみたいものである。

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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤

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