コロナ感染学生が発熱後に登校やバイト 仙台大学は「自宅待機していた」との発表を訂正
新型コロナに感染した仙台大学男子学生が発熱後登校とバイト。大学は誤った情報を訂正する結果に…
2020/04/16 20:00
新型コロナに感染した後、その感染経路を巡って、不適切だという批判があがるケースが相次いでいる。今度は、仙台大学が学生からの嘘の報告を受け、それをそのまま発表し、その後訂正したため、炎上騒動になっている。
しらべぇ取材班は、仙台大学から詳しく話を聞いた。
■就活で上京後に感染確認
仙台大学によると、11日に感染が確認された20代男子学生は、3月22日から27日にかけて、就活のため東京へ行っていた。仙台に戻った後に体調不良を訴え、PCR検査により陽性反応が確認された。
12日に大学が聞き取りを行った際に学生は、「東京から帰って以降、一貫して自宅待機をしており、柴田町の大学キャンパスへは立ち入っていない」と答えたため、それをそのまま発表した。
■発表と異なることが次々発覚
その後大学は、社会的影響を鑑み、感染した学生の周辺への調査を実施。すると、学生が答えたこととは、異なることが次々に発覚した。学生は、発熱後の3月27日午前9時半ごろから午後1時ごろまで大学構内に滞在し、屋外でトレーニングを行っていた。
この日の朝に仙台市内の自宅からJR仙石線、東北本線を利用し大学に来て、同じルートで帰宅。また4月4日にも車で柴田町内の友人宅を30分ほど訪問。さらに4月7日夜には、大学の友人3人と一緒に仙台市内でアルバイトをしていた。