新型コロナで失業した男性「家族に腹一杯食べさせたい」 猟に出て射殺される
家族のために食料を…。そう願い狩りに出かけた男性2人が、予想もしていなかった悲劇に見舞われた。
失業したうえに、貯金も底をついてしまった。それでも「家族を飢えさせるわけにはいかない」と考えた男性が、食料にする動物を仕留めようと森へ。「ヘラジカを持って家に帰るぞ」と意気込んでいた男性だが、その後に家族と食卓を囲むことはできなかった。
■解雇された男性
新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化を受け、カナダで暮らしていたジェイク・サンソムさん(39)は仕事を失った。
妻と3人の子供たちを養うにはお金がかかるが貯金もなくなり、ジェイクさん一家は困窮。十分な食べ物を買うだけのお金もなくなったため、3月27日には叔父のモリス・カーディナルさん(57)と共に猟に出かけた。
■食料調達に成功
猟に挑戦したジェイクさんとモリスさんは、1頭のヘラジカを仕留め喜んだ。
それを持っていったんは自宅に戻ったが、ジェイクさんは「僕の家族用に1頭、それに叔父さんの子供たちのためにも1頭仕留めなくちゃ」と主張し、再び森の中へ。この決断が、ジェイクさんとモリスさんの運命を変えることになった。