「通夜はドライブスルー方式で」 新型コロナ感染拡大を防ぐため遺族が配慮
亡くなった家族に、ぜひともお別れを言いに来てほしい。そう願った遺族が、斬新な通夜のカタチを思いついた。
■葬儀社の協力で大成功
さっそく業者が当局に連絡したところ「ドライブスルー方式であれば問題ない」という判断が下されたため、葬儀社のスタッフはさっそく女性の棺を会場の外に設置。きれいに写真を並べ、会場前を通る車から見やすいように配置した。
その後さっそく関係者たちに連絡を入れたところ、多くの人たちが車で続々と葬儀場を訪問し帰って行った。その様子を近くに設置したテントの下で見守った遺族はメディアの取材に応じ、「これで良かったのだと思います」「埋葬する際は伝統的な方法を選びたいものです」とコメントした。
■世間の声は様々
この通夜に関し、多くの人たちが「いいアイデアだと思う」「とにかく通夜を行うことができて良かった」とコメント。その一方で、「遺族の気持ちは分かるが、このような通夜の方法は選びたくない」「お悔やみのメッセージを送ってもらうだけで良かったのではないか」という声もあがっている。
大事な家族が亡くなっても、理想的な形で見送ることができない人たちもいる。このような状態が一日も早く終わることを、大勢の人たちが願っている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)