夜間救急で外に出た看護師 「通行人からの言葉」に絶句する…
新型コロナウイルスへの緊張が高まる中、差別的な扱いを受けている医療従事者たち。実際に罵声を浴びせられたという事案も…
世界中で猛威を振るっている、新型コロナウイルス。こうしている今も、過酷な状況下で医療従事者たちは1人でも多くの命を救おうと闘っている。それなのに……。
しらべぇ編集部では、緊張状態が続く都内の病院で働く医療従事者の方から、新型コロナウイルス感染拡大による“差別”問題について、匿名を条件に話を聞くことができた。
■看護師たちからの悲痛な声
インターネット上では今、医療従事者を名乗るユーザーたちから「心無い差別を受けている」といった悲痛な書き込みが続出している。
看護師の子供が保育園で差別的な扱いを受けている、罵声を浴びせられた……といった事例を複数のメディアも報じているが、医療の現場で働く人たちは、実際に今どういった状況にさらされているのだろうか。
■差別は「ないと言ったら嘘に…」
編集部の取材に応じたAさん(20代女性)は、都内の病院の一般外来病棟に勤務する看護師。夜間の救急外来を担当することもあるという。
「看護師の子供が学校や保育園で差別的な扱いを受けている」「罵声を浴びせられた」など、報道されているようなことが身の回りで起こっていないか聞いてみると、「全くないと言ったら嘘になります」と、Aさんは話す。