新型コロナ感染の高齢女性 人工呼吸器を若い患者に譲り死亡「良い人生でした」
新型コロナウイルスに感染したお年寄りが、人工呼吸器をつけることを拒否。「どうか若い患者さんを助けてあげて」と思いやった。
■スザンヌさんの死
スザンヌさんの体調はみるみるうちに悪化し、人工呼吸器の使用を拒否した2日後には息を引き取った。
スザンヌさんの娘ジュディスさんはメディアの取材に応じ、「(感染拡大予防のため)母にお別れの言葉を言いに行くこともできません」「お葬式に行くこともできないのです」とコメント。
スザンヌさんが新型コロナウイルスに感染した経路については、「どこで誰から感染したのか不明のままです」と明かした。
■感謝の声
各メディアで報じられたスザンヌさんの決断と旅立ちに、多くの人々が胸を打たれた。
「スザンヌさんを尊敬します」「どうか安らかにお眠りください」「この死を無駄にしてはならない」とコメントがインターネットに多数書き込まれている一方で、「人工呼吸器やマスクなどが不足している現状が怖い」と不安の声もあがっている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)