女子高生刺殺事件から18年を経て被害者の親友を逮捕 「殺しちゃったと思う」
女子高生殺害事件から18年。友人だった女がようやく殺害をほのめかし、犯行に用いた凶器を警察に差し出した。
2002年に、女子高生がナイフで刺し殺される凶悪事件が発生した。このとき疑われた女は、「刺していない」と主張。それを信じた当局は捜査を中断し、女はその後18年ものあいだ身柄を確保されることなく普通の暮らしを続けた。
■事件発生
2002年8月のこと、米国・インディアナ州フォートウェインで当時17歳だったステイシー・デグランドチャンプさんが死亡した。
その日、ステイシーさんは親友でもあったホリー・ボイスヴァート容疑者(33)と口論に。興奮したステイシーさんが容疑者の髪を掴みリサイクル用ごみ箱のそばに引きずって行ったというが、そこで猛烈な反撃に出た容疑者と壮絶な殴り合いになった。
■まさかの捜査中断
互いを殴り蹴りつけるといった激しい喧嘩の末に、ボイスヴァート容疑者はナイフを取り出しステイシーさんに襲いかかった。周囲にいた人たちが慌てて二人を引き離したが手遅れで、二ヶ所を深く刺されていたステイシーさんはそのまま倒れこみ絶命。
すぐに警官隊が現場に駆け付け容疑者の話を聞いたが、「ナイフなんか持っていません」「倒れたときに何かが体に刺さったのでは?」という話を当局は信じ込み、捜査を中断した。
容疑者はしばらく同州に残ったものの2011年にウィスコンシン州に引っ越し、33歳になるまで普通の生活を続けていたという。