「夫が自宅で意識を失い倒れています」 殺人容疑で逮捕されたのは妻だった
夫を亡くし、悲劇の妻を演じた美女。しかし調べを進めた警察は、妻の意外な素顔と夫に対するひどい行為を突き止めた。
体調を崩すほどアルコールに依存していた夫と、その美人妻。ある日、自宅で夫が意識を失って倒れたとの通報から、意外な事実が発覚する。
■ある男性の死
3月11日のこと、米国・ユタ州で暮らすヴェロニカ・ヴィズカラ容疑者(30)が、慌てた様子で通報。「自宅で夫が意識を失い倒れています」との知らせを受けた救急隊員らが急行したが、男性はすでに呼吸も停止しており、その場で死亡が確認された。
夫を亡くした容疑者は「彼はアルコール依存症でした」「しかも鎮痛剤を頻繁に服用していたのです」と説明。当局もそれを信じ、はじめは「アルコールが死を招いた可能性が高い」と考えていたという。
■関係者による情報提供
その後に当局は男性の病歴を調べ、「確かに4ヶ月前にはアルコール依存症の治療を受けるため入院していた」と突き止めた。
だが遺体の胸部、背中、さらには顔面にも傷やアザができていたためヴィズカラ容疑者に理由を尋ねたところ、容疑者は「2週間前に職場の同僚と喧嘩したせいです」と即答。
しかし、同僚はそれを否定。さらには複数の目撃者が当局に連絡し、「釘打機などで容疑者が彼を痛めつけている現場を見ました」と伝えたという。すぐさま容疑者の自宅を調べ上げた捜査員らは、暴行に用いたとみられる複数の工具を発見し押収した。