ブラックな職場を辞めても怒りおさまらず… 男が元雇い主の娘を襲う
ブラックな環境で休みもなく働かされた男の怒りは、罪のない元雇い主の娘に向けられた。
過酷な労働を強いられ、差別的な言葉にも歯を食いしばり耐えていたという男がいる。その怒りは職場を辞めた後も鎮まらず、男はその雇い主に会いに行くことに。しかし対面が叶わなかったことから激高し、関係のない娘に襲いかかりケガを負わせた。
■元職場に向かった男
英国・ニューカッスルにあるピザ屋で働いていたことがあるヴァレンティン・ミハエスという名の男が、昨年8月に仲間を引き連れそのピザ屋を訪れた。
そこで男は「オーナーに会いたい」と要求したが、対応にあたった元雇い主の娘ジェイ・ロックハートさんは不穏な空気を察し、居場所を教えることを拒否。
すると男たちは激怒しロックハートさんに殴りかかり、さらには使用中のピザ用オーブンに向け突き飛ばし肘と手首にヤケドを負わせた。
■男の過去
イタリアで暮らす家族を英国に呼びよせたい。その一心でピザ店の仕事をこなしていたという男には、低賃金と差別に耐えかねピザ店を訴えた過去があった。
男が得ていた時給は、日本円にしてわずか522円程度。休むことなく働き差別発言や暴言にも耐えたが「もう我慢できない」と法的措置をとったところ主張が認められ、昨年には約209万円を得て辞めていたという。
だが男はその金額に納得しておらず、オーナーに会って「それなりの金を支払え」と要求するつもりだったそうだ。