「こんな私もいるんだよ」 安田レイ、最新作『Re:I』でいい意味の裏切り
安田レイが3月18日にリリースする3rdアルバム『Re:I』。底には、彼女のものとは思えない楽曲が収録されているのだとか…
2020年の7月にメジャーデビュー7周年を迎えるアーティスト・安田レイ。
キャッチーな楽曲やダイナミックな歌声を武器に、着実に認知度や人気度をあげてきた彼女が、ついに3作目となるニューアルバム『Re:I』(リ・アイ)を3月18日にリリースすることに。
彼女の活動の集大成とも言える本作だが、「今までの自分」を示すのみならず「新しい自分」もぶつけているのだとか。
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■「こんな私もいるんだよ」
インタビューの前日、アルバムのリリースを記念したミニライブを開催していた彼女。話を聞くと意外な感想を教えてくれた。
安田:近い距離のライブはみんなと同じ目線で歌えていいですね。ただ、その日の会場の天気がめちゃくちゃ寒くて…だからこそ「レイちゃんの歌声で暖まったよ」とかコミュニケーションも取れたりして。
ほんとみんながブルブル震えるほどだったので「ほんとごめんね、早く終わらせなきゃ!」ってなりましたけどね(笑)
———過酷なライブだ(笑)。そういえば、2月7日にはワンマンライブ「Invisible Stars」がありましたね。感触はどうでしたか。
安田:やってよかったなって心の底から思ったし、自分の殻から抜け出す1歩になったライブでしたね。セットリストから攻めていて、あえて“大人の意見”を聞かずに決めて…
最近リリースした「アシンメトリー」は、大人的には「後半の一番おいしいところ」に持っていってほしいはずなんですけど、前半のブロックで歌い終わるみたいな。
あと、いつもは「みんな〜!」ってステージに上るけど、今回は「コツッコツッ」ってヒールの音だけが響く中センターに辿り着いていきなり歌い出すみたいな…超カッコつけた演出もしてみました(笑)。
「今までとは違う、こんな私もいるんだよ」っていうのをライブでも、今回のアルバムでも表現できたらいいなって思ってます。
■ライブでしか聞けない楽曲
なお、前回のインタビューでは、このライブには「まだ光きれてないが、スターとして輝いていたい」という思いを込めていると語っていた。それらは達成できたのだろうか…
安田:いえいえ! デビューして6年、もうすぐ7年目になりますけど、多分これは一生抱き続ける夢なんだろうなって改めて思いました。逆に満たされないからこそ頑張れる自分もいるんじゃないかな?
———さらなる成長に期待大ですね! 成長といえば今回の「バンドスタイルでライブに挑む」というのも、新しい試みでしたね。
安田:そうですね。メンバーと何度も話し合いを重ねて、アレンジを加えてみたりしました。「なんの曲?」ってなるくらいアレンジをして、歌が始まって「この曲だったんだ!」ってなったら面白いかなって思って
結果的にファンの方からは「アレンジが良かった!」「最初なんの曲か分からなかった」ってコメントが届いて、あーやってよかったなって思いましたね。
あと、初めてライブのために作った曲も歌ったんです。音源化とかじゃなくて、ライブだけで育てあげて、ライブでしか聞けない曲にしようって。そうしたら、ライブならではのお楽しみにもなりますしね。