臓器提供を望んでいなかった遺体から摘出 取り違えで遺族悲痛

子供に先立たれ大きなショックを受けた遺族は、ある事実を知り愕然とした。

■摘出された臓器

「事故で娘さんが死にました」という連絡を受けたものの、検視官から「この場では遺体との対面は許可できません」と言われショックを受けた両家族。

検視官は取り違えがあったとは知らぬまま遺体を確認し、ディレイラさんとして運ばれたサマラさんの臓器を移植用に摘出し葬儀場に送った。

その後に葬儀場に急行したサマラさんの両親は、ディレイラさんの遺体を見て愕然。そこで初めて「遺体を取り違えるミスがあった」と確信したという。葬儀場職員が無許可のまま遺体の消毒や保存処理を施していたことも、このとき発覚したもようだ。


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■訴訟を起こした家族

サマラさんの事故死に続き、無断で臓器を取り出されたと知った遺族は「今もつらくてたまりません」とメディアにコメント。それはディレイアさんの遺族も同じで、「胸がつぶれるような思いです」と心境を明かしている。

そこで両家族はこのほどフロリダ・ハイウェイ・パトロール、葬儀場経営者ら、さらには検視官を相手取り裁判を起こし、損害賠償の支払いを求めた。死んでもなお愛しいわが子たちに降りかかった悪夢に家族は今も動揺しており、立ち直れないままだ。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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