臓器提供を望んでいなかった遺体から摘出 取り違えで遺族悲痛
子供に先立たれ大きなショックを受けた遺族は、ある事実を知り愕然とした。
交通事故に遭い、命を落としてしまった女性たち。しかし当局は取り返しのつかない恐ろしいミスを犯し、悲しみに暮れる遺族をさらに苦しめてしまった。
■亡くなった女性たち
昨年7月29日のこと、米国・フロリダ州で暮らしていたディレイア・ギブソンさん(18)とサマラ・クックスさん(15)が友人らと乗っていた車が事故を起こした。
彼女たちの車は、午前1時半に電柱に激突。そのまま周辺の木々に突っ込んだ結果、ディレイアさんとサマラさんは帰らぬ人となった。
■遺体の確認段階で失敗
すぐさま現場に駆け付けたフロリダ・ハイウェイ・パトロール隊員らが、遺体を回収。
だがこのとき当局は誤ってディレイアさんの遺体にサマラさんの氏名を書いたタグをつけ、サマラさんの遺体にはディレイアさんの名前をつけるというミスを犯してしまった。
ディレイアさんについては生前「死んだら臓器を提供します」という書類にサインしてあったため、その後にとんでもないことが起きた。