新型コロナで休館中の太田記念美術館 粋なツイッター投稿について担当者に聞いた

太田記念美術館公式ツイッターの「#おうちで浮世絵」投稿が、家で美術作品を楽しめると評判だ。

2020/03/10 15:00

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、現在臨時休館している太田記念美術館。その公式ツイッターが「#おうちで浮世絵」というハッシュタグでさまざまな浮世絵を紹介し、話題になっている。


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■休館対策としてスタート

同館が「#おうちで浮世絵」のハッシュタグ付きで投稿を開始したのは、2月28日。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月1日~16日まで臨時休館になったことを受け、2月15日から開催していた『鏑木清方と鰭崎英朋 近代文学を彩る口絵 朝日智雄コレクション』展を観に来られなくなる人に向けて、展示作品の紹介していくという内容だった。

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■時事ネタに合う浮世絵も紹介

大相撲春場所が開幕した8日には、ウサギやネズミといった動物たちが相撲を取る浮世絵も投稿。

3日には「新型コロナウイルス感染症予防のため手洗いは効果的」として、美しい女性が手を洗う様子を描いた浮世絵(月岡芳年作『風俗三十二相 つめたさう』)も投稿し、紹介する画風や題材の幅が広がっているように思われる。

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■浮世絵に親しんでほしい

しらべぇ編集部が太田記念美術館のツイッター投稿担当者に取材したところ、「気軽に外出ができない今はとくに見ていただきたくて、ハッシュタグを作って投稿を始めました」とのこと。

また、投稿への返信などSNS上で楽しんでくれている人たちがいることを知り、「浮世絵の楽しみを伝えて、もっと親しんでほしい」「活力を得ていただきたい」という思いから、かわいい絵柄や世相に沿った浮世絵の紹介も始めたという。

確かに9日に投稿された働く猫の浮世絵(歌川芳藤作)などは、癒しと元気をもらえるような作風だ。


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■お気に入りの浮世絵が見つかる

また、担当者は「月ごとにテーマを設けて展示品を変えていますので、きっと興味を引く作品が見つかると思います」というおすすめポイントも教えてくれた。

新情報は公式サイトやツイッターで随時知らせてくれるそうなので、新たな浮世絵の投稿を楽しみながら、営業再開の折にはぜひ訪れてみてほしい。

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(文/しらべぇ編集部・だんの

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