屋根から落ちた氷が女性の頭を直撃 夫の目の前で帰らぬ人に
老いた夫婦が暮らしていた家の屋根から凍った雪の塊が落下し、妻の頭を直撃した。突然の出来事に、夫は大きなショックを受けている。
長いあいだ仲良く暮らしていた老夫婦にとって、いずれ訪れる死は他人事ではなかった。この日も夫は妻に対し「君に先立たれたら生きていけないよ」と話したというが、その直後に想像もしていなかったことが起きたという。
■老夫婦が抱えていた不安
2月24日のこと、米国・バーモント州で暮らしていたリンダ・フリードマン・シャレンバーグさん(73)が、50年近く前に結婚した夫ウォルターさん(79)とポーチでおしゃべりを楽しんでいた。
しかし老いた夫妻、とりわけウォルターさんは死別を恐れ、この日も愛しい妻に対し「僕が先に死ぬのが理想だ」「君に死なれたら生きていけそうにないよ」と不安をもらしていたという。
■楽観的だった妻
だがリンダさんは楽観的で、不安そうな夫に向かい「一緒に死ねるかもしれないわよ」「自動車の事故でふたり揃って…なんてこともありえるんじゃない?」と明るく語ったとのこと。
そこで夫妻はおしゃべりを切り上げ、まずはウォルターさんが家の中に。それにリンダさんが続き家に入ろうとしたが、その瞬間に屋根の上から凍った雪が滑り落ちてきたという。