40代男女が孫娘へのみだらな行為を動画に 驚きの実刑判決が下る
常識を逸脱した性犯罪事件。被告人にきわめて重い量刑が言い渡された。
幼い孫娘に性的ないたずらを働き、脇から様子を撮影した男女。異常な性犯罪、そして動画撮影の目的は…。ふたりが重ねた罪は非常に重い。
■掃除の際に偶然発見
米国ウェストバージニア州で2018年5月、離婚直後の女性が警察に元夫が小児性愛者で性犯罪の疑いがあることを相談し、これがきっかけで事件は明るみに出た。
女性は警察に「元夫はかつての交際相手であろう女とともに、女の赤ちゃんに性的いたずらを働いていた可能性がある。その様子を捉えた画像や動画を部屋の掃除をしていて発見し、これが原因で私は離婚を決意した」などと話したという。
■祖母が実の孫娘を…
警察は女性の元夫であるリチャード・スミス(41)、そしてスミスの元の交際相手であるロザンナ・トンプソン(46)に対する捜査を開始。
その後スミスのパソコンに、2015年2月にサウスカロライナ州チャールストンで撮影されたとみられる問題の動画や画像を複数確認した。
取り調べのなかで、まだ乳児であるトンプソンの実の孫娘をスミスが誘拐し、トンプソンがその赤ちゃんにみだらな行為を働き、スミスはその様子を脇から撮影していたことが判明した。
■最高で775年の服役
誘拐した乳児への性的暴行・虐待、同意のない性行為や裸体の撮影、しかも近親相姦とそのほう助という重大な罪を犯していたスミスとトンプソン。
ウェストバージニア州カナワ郡の巡回裁判所は4日、20もの罪に問われていたスミスに最低205年、最高775年の服役を命じた。同州メイソン郡で裁かれるトンプソンの判決は、4月下旬に下されるであろうという。
■主文で「邪悪な心」と判事
検察官が用いた「モンスター」という表現を認めるかのように、被告人のスミスに予想以上に重い量刑を言い渡した判事。
主文のなかで「私が今まで出会った人物のなかで、あなたは最も邪悪な心を持ったひとりです」と述べており、スミスは涙を流しながら判決を聞いていたという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)