女性とホテルへ入った夫 その後の「ありえない言い訳」に絶句

夫が知人女性とラブホテルへ入っていくところを写真で収めたのに、夫がまさかの言い訳。不倫の言い訳は、裁判でどこまで通用するのか弁護士が解説

2020/03/07 09:40

夜の繁華街を行く男女
(west/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

パートナーの不倫の証拠をつかんだとしても、相手がその事実を素直に認めるかどうかは分からないものです。

夫が別の女性とホテルへ入っていく姿を捉えたものの、その後夫がありえない言い訳をしてきたという事例を元に、不倫の言い訳が裁判で通用するのかどうか、わたくし、弁護士の齋藤健博が解説いたします。


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■夫が知人女性とホテルへ…

依頼者の女性は、夫が絶対に浮気をしていると確信していて、探偵に調査依頼を出したところ、知り合いの女性とラブホテルに入っていく姿が写真に収められていました。

夫に写真を突きつけると、堂々と「女性がハラスメントの被害に遭っていて、人前で相談できない内容なので、ラブホテルで朝まで相談に乗っていただけだ」と言い張られてしまったそうです。

女性は「探偵の話でも、2人の様子は親密だったということで、単なる言い訳だと思いますが、密室での出来事は証明できません。夫が絶対不倫していないと言い続けた場合は、これは不貞したとは言えないのでしょうか」と打ち明けました。

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■「ラブホテルで相談」は不自然

弁護士・齋藤健博先生

弁解・抗弁内容は、「ただちにありえない」と即断されるのではありません。他の、例えばLINEや行動履歴、当事者の関係などを踏まえ、その弁解や抗弁は正しいと裁判官が判断するかが、裁判の現場では重要です。最後は裁判官の経験則からも判断されるのです。

そうすると、例え人に聞かれたくない相談内容だとしても、静かなしきりのあるカフェやカラオケボックスなどで十分相談できることを考えると、わざわざラブホテルを使うことは不自然だと考えられます。

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■「飲みすぎて…」も通用しない