霊柩車が遺体ごと盗まれる 盗難被害を隠した葬儀屋に遺族が憤慨

家族を亡くし悲しみに暮れる中、ある疑念を抱いた遺族。問い詰められた葬儀屋は、ウソをついてはぐらかそうとしたという。

■ウソを認めた葬儀屋

「真実を知りたい」と詰め寄るテレーズさんに対し、葬儀屋の男性は「違います」「別人ですよ」と15分にわたり同じ説明を繰り返した。

しかし服の汚れや遺体のわずかな変化もあって言い逃れは困難と判断し、「あの霊柩車に乗っていたご遺体はお母さまです」と認めるに至ったという。

遺体の尊厳を無視しウソをつきとおそうとした葬儀屋は、「被害者は私たちのほうです」「遺体入りの車を盗まれたんですから」と発言。このウソをとりあげた現地メディアに対しては、「こんな風に注目されるのが嫌だった」とも語り、遺族を気遣うことはなかった。


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■逆切れから謝罪へ

その後、葬儀屋は「過去にこのような経験がなかったため、うまく対処できませんでした」「本当に申し訳ありません」と遺族に謝罪。それを快く受け入れたテレーズさんに対しては、「もしお望みであれば、葬儀費用は全額返金いたします」と伝えたという。

遺体とはいえ、家族は家族。最後まで大切にし穏やかな気持ちで見送ってあげたいという思いを、葬儀屋はウソで踏みにじってしまった。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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