精液入り注射器を持ち歩き次々と女性に刺す 51歳変態男を逮捕
男はいったい何を企んでこのような卑劣な犯行に出たのか…。
性犯罪もじつに多様化しているこの世の中。奇妙なフェティシズムや歪んだ性倒錯による犯罪が後を絶たない。米国で起きたある事件が高い関心を集めている。
■女性に背後から近づく男
メリーランド州アナランデル郡で先月、女性たちがいきなり近づいてきた男に小さく鋭利な物で体を刺される、あるいは刺されそうになるという事件が連続で発生した。
地元テレビ局の取材に対し、被害にあったひとりの女性は「臀部にタバコの火を押し付けられたような痛みだった」と話していたが、凶器はまったく異なるものだった。
■突然の痛みに動転する女性
捜査を進めるアナランデル警察は、あるスーパーマーケットの防犯カメラが捉えていた2月18日の現場の映像を公開。
そこには、出入口付近のショッピングカート置き場に使用した1台を戻そうとする女性に男が続き、背後から一瞬にして彼女に危害を加えている様子、そして突然の痛みに飛び上がる女性の様子が捉えられていた。
■注射器の中身は…
その映像に関して市民から有力な情報を得たアナランデル警察は、2月25日にトーマス・バイロン・ステーメンという51歳の男を第一級および第二級暴行の容疑で逮捕した。
男は容疑をすべて認め、女性を注射器で攻撃したことを供述。逮捕時にも注射器を1本所持しており、車からも別の1本が発見された。またシリンダーの中身はヒトの精液であることが判明し、現在その精液について調査が行われている。
■妻とは離婚調停中
アナランデル郡ではこのところ、女性たちが近づいてきた見知らぬ男に何かで刺されそうになるという事件がほかに2件確認されていた。警官はこの男の余罪を疑い調べを進めているため、追訴の可能性もあるという。
妻と離婚調停中であることもわかったステーメン容疑者。予備審問のため3月25日の出廷が予定されている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)