過激なインスタグラムが上司に見つかり… 評判の美人車掌がクビに
仕事を愛していたその女性。だが残念ながら会社が求めるような人材ではなかったようだ。
社会人がソーシャルメディアに自分の私生活や別の一面をさらけ出すとしたら、写真でも文章でも「職場の上司や同僚に万が一見られても大丈夫か」と一度は考えてみたほうがよい。それを怠ってしまうと時にはこんなトラブルも…。
■車掌兼整備士の美女
カナダの二大鉄道のひとつ、カナダ太平洋鉄道社(カナディアン・パシフィック鉄道とも)。
ここの乗客の間で「美しい」と話題になっていた、ステファニー・カテルニコフさんという女性の車掌兼整備士は、2017年11月に突然の解雇を言い渡されていた。
ソーシャルメディアにアップしていた写真が、会社のイメージや顧客からの信用を失墜させる恐れがあるという理由からだった。
■過激なインスタグラム
https://www.instagram.com/p/B1CkeHmhN_7/
ステファニーさんを知っている人なら、彼女のインスタグラムのアカウントに気付くのにそう時間はかからなかった。「Stephanie Katelnikoff」という本名で検索すれば、すぐにヒットするからだ。
ただし、そこに並ぶ写真はどれもポーズが大胆で露出度も高く、ほぼ服を着ていない写真や、女性同士で戯れる写真もある。
■不当解雇裁判
勤務態度は悪くないのに私生活を理由に解雇されるのは不当だとして、弁護士を雇ってカナダ太平洋鉄道社を訴えたステファニーさん。このほどその裁判が結審した。
現在カナダ太平洋鉄道および労働組合、弁護士などが損害賠償金額について協議を行っているため、失業で被った被害に関しては補償がなされるが、彼女の再雇用は難しいとのこと。
上司の名前を含め、会社の悪口をSNSに綴るという信用棄損の行為があったためだ。
■最高の仕事を失い後悔も
しかもステファニーさんはこのトラブルがきっかけで、多くの写真を削除せざるを得なくなった。
メディアの取材に「貨物列車に乗り、カナディアンロッキーの美しい景色を眺める日々。あの仕事は最高だった」と悲しそうに語ったステファニーさんは現在30歳。過激な写真や不適切な文章を投稿していたことを今はただ後悔しているという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)