「テレワーク」の“テレ”とは… 本当の意味を知って驚いた人も
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、テレワークを導入する企業が相次いでいる。在宅勤務のメリットとデメリットもご紹介
■在宅勤務、実際どうだった?
今回、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには「在宅勤務」がもっとも理想的と思われるが、実際にはどんなメリットとデメリットがあるのだろうか。
しらべぇ編集部では、都内のIT企業にて平日5日間勤務するうち、3~4日程度在宅勤務をしているというAさん(20代男性)に話を聞いた。
Aさん:最大のメリットは、出退勤の疲れがないことです。1時間かけて満員電車に揺られると、オフィスに着く頃にはぐったりしてしまうことがあるのですが、在宅勤務だとすぐに仕事に取り組むことができるのでその心配がありません。
仕事が終わった後もすぐに自分の時間になるのもメリットです。また、誰かに干渉されないことも大きいです。集中したいときに誰かに声をかけられると対応せざるをえないので、集中がそがれます。しかし、テレワークだと基本的にはチャットでのコミュニケーションなので反応するタイミングも自分で決めることができます。
オフィスではノートパソコンで仕事していますが、家ではデスクトップPCとサブモニターという自分好みの環境で働くことができるので嬉しいです。
■一方デメリットも…
しかし、同僚や上司と顔を合わせないこと、出社しないことによるデメリットもあるという。
Aさん:デメリットとしては、仕事とプライベートの区切りが難しいことです。通勤はストレスですが、「仕事が終わった〜」という区切りでもあったので。なので、テレワークが続くと常に仕事をしている気持ちになってしまうことがありました。子供からも「いつも仕事してる」という目で見られてつらいです。
また、社員とのコミュニケーションが減ってしまうこともデメリットだと思います。「業務に関する会話はすべてチャットにしたい」と思うほど文字でのコミュニケーションが好きですが、仲良くなるのは別です。雑談などのコミュニケーションは、対面でのほうが心地よいです。また、お酒も好きなので、仕事終わりに一杯…というシチュエーションにも憧れます。
「自宅でも仕事ができてしまう」ことは大きなメリットであり、デメリットもあるようだ。
これを機に社会全体で働き方を見直し、人々が多様な働き方を選択できるような社会となることを願うばかりである。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)