カラテカ矢部、AIの作る漫画にびっくり 連載依頼も「壊滅的に…」
「TEZUKA2020」新作漫画お披露目イベントにカラテカ・矢部太郎が登場。
■ワクワクできる読書体験
「TEZUKA2020」で出来上がった漫画『ぱいどん』は2/27(木)発売の『モーニング』に掲載されるが、一足先に読んだ矢部は「ワクワクしました!」と声を弾ませる。
「キャラクターも魅力的。仕事の依頼を簡単に受けないブラックジャック的な性格だったり、ちょっとしたギミックがあって、そこで主人公の本当の姿・能力がみえたり…リスペクトを込めて作られているなって感じる。
『鉄腕アトム』だとしたら、手塚先生が飛雄くん。それが失われてしまい、アトムとして皆様がなんとか作っていらっしゃる…。その世界に自分が今いて、それを体験できていること、全てを含めてワクワクできる読書体験でした」とうっとり。
■続きを…
ちば氏も「すごく面白かった。これ、本来は5年かかる企画なのに、半年で無理やり作っちゃった。無理なところもあるんですが、よくここまでやったなーって」と驚きつつ、「漫画を描きたいのに何を描いていいかわからない若い漫画家が出発する、いいきっかけになるんじゃないか。新しい漫画の世界が始まる気がして楽しみ」と期待する。
読み切りの予定だったが「ストーリーに含みがたくさんあって、1回にまとまらない。人気があれば連載にいずれはしたいが、まずは2話で完結」となっており、矢部は「連載してほしいです、めちゃくちゃ続きが気になってます!」とすでに虜の様子。
手塚氏より「続きをお描きになりませんか?」と言われると、「壊滅的にタッチ変わっちゃいますが、大丈夫ですか?」と笑った。
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(取材・文/しらべぇ編集部・たつき あつこ)