『とくダネ』“マスクパトロール”に批判続出 販売店からは悲痛な声も
『とくダネ』番組内で特集された「マスクパトロール」というパワーワードが注目を集めている。
品薄状態となったマスクを求めて「マスクバトル」と呼ばれる客同士の殴り合いの騒動が発生するなど、マスク不足は日に日に深刻な問題となっている。ネット上では新たに生まれた「マスクパトロール」という言葉が注目を集めているよう。
■マスクパトロールとは
26日放送の『とくダネ!』(フジテレビ系)では、マスクをめぐる各地での深刻な問題を特集。その中で「マスクパトロールをしている」という女性が現れ、その実態が明らかになった。
どうやらその女性はマスクを購入した後も他のドラッグストアを訪れ、たとえ売り切れの状態だったとしても「次回入荷予定の時期」を確認しているそう。そして予定の時間帯を確認すると、待っている間は他の店を巡回するというのだ。
「マスクパトロール」とは、言い得て妙な表現だろう。
■視聴者の反応は…
「マスクパトロール」というワードを受け、視聴者からは「やってることは買い占めと同じなのでは?」「レジで接客中なのに、横から在庫聞いてる人とか普通にいるからね。強引な方法はやめてほしい」といった批判的な声が多数上がっている。
また「普通に入荷時期を確かめたいだけなのに、パトロールと誤解されたらどうしよう…」と不安に思う人もいるようだ。
■ドラッグストア側の事情は…
しらべぇ編集部がドラッグストア数店から話を聞くと、やはり毎日のように「マスクの在庫数」と「次回入荷時期」を訊ねられるとのこと。マスクパトロールをしていると思われる客も数名いるようだが、マスクを求める客は非常に多いため、実際にパトロール中の人物かは確信が持てないようだ。
■最後は「客を信じるしかない」
店側が「1人につき1点まで」「1家族につき1点まで」など購入数に制限を設けるのが主流となっているが、中には「強引にマスクを買っていく」客も少なくないようだ。
しらべぇ編集部が事情を聞いた店舗では「連日のご購入はお控えください」と記載の上で1家族1点までの購入を呼びかけているが、店側の呼びかけを無視して購入する客がいるそう。
店側も「あまりによく見かける客」など目に余るケースはレジにて注意をしているが、客の買い物を妨げる権利はないため、「お客様を信じるしかない」と悲痛の表情で語った。非常事態だからこそ、我々一人ひとりのモラルが問われていると言えるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)