「写真を添えて手紙を送って」 82年前に海に流された瓶入りの手紙を発見
「誰かが僕に連絡してくれますように」と願ったに違いない男性。80年以上後に瓶を見つけたのは、50代の男性だった。
SNSもなかった80年以上前のこと。ある男性が見知らぬ人との運命の出会いに期待し、瓶に手紙を詰めて海に流した。それがこのほど海岸で発見され、話題を集めている。
■海岸で発見された瓶
チャンネル諸島ジャージー島で暮らすナイジェル・ヒルさん(55)が、海岸で散歩をしていたときに古い瓶を見つけ興味をひかれた。
中身を取り出し確認するとそれは厚紙に書かれた手紙で、そこには「1938年9月5日」という日付、「瓶を見つけた方は連絡してくださいませんか」「写真も同封してください」というメッセージが。
さらにはジョンさんなる男性のフルネームと英国・ハートフォードシャーの住所が書き込まれていたという。
■住人を特定
82年も前に書かれた手紙だと知り驚いたナイジェルさんは、さっそくFacebookを更新。この手紙に関し書き込み、「情報提供をお願いします」と呼び掛けた。
するとメッセージに記された住所で暮らす女性が特定できたため連絡したが、残念なことに「私がこの家で暮らすようになったのは30年前のことです」「ですがそのような人物に関する記憶はまったくありません」という返事があったという。