「無料撮影してあげる」 カメラマンを名乗り母子に近づいた女が誘拐未遂
ネットを利用し、赤ちゃんがいるママたち数名に接触したある女。薬を混ぜ込んだ焼き菓子まで用意した女の狙いとは…?
「写真館で子供のかわいい表情や成長ぶりを撮影してもらいたい」と願う親は多いが、撮影にかかる費用はばかにならない。そんなジレンマにつけこみ、とんでもない行動に出ようとした30代の女が自分の娘と共に逮捕された。
■ネットを悪用した女
かわいい赤ちゃんに恵まれた親たちの多くが「プロのカメラマンに最高にかわいい写真を撮影してほしい」と願うだろう。
米国・ワシントン州で暮らす、とある母親がFacebookに設けられている「新生児ママの会」のページを閲覧していると「無料で赤ちゃんの写真を撮影します」「私はカメラマンで、作品集に新生児の写真を加えたいのです」といった投稿を発見。
「これは素敵!」と興味をもったようだ。
■不自然な仕草
怪しいと思うこともなくカメラマンを名乗る女(38)に連絡した母親は、3度にわたって女を自宅に招待。喜んで母子を訪問した女は赤ちゃんの写真を何枚も撮影したが、なぜか自分でも赤ちゃんを抱きあげ「自撮り写真撮影に夢中になっていた」という。
それでも家にあるモノに手が触れるたびに、「入念に指紋を拭うかのような女の仕草が少々気になった」と後に語る母親は、ある瞬間に女に対する信用が完全に崩れたと明かした。