両親や祖母らの壮絶リンチで子供が次々死亡 家族4人に死刑を求刑
鬼畜の男が、やはり鬼畜のような女を我が子のステップマザーに迎えてしまった。
どんなときも無償の愛情を注いでくれる温かい存在であるべき親や祖母。その彼らが、罪もない幼い子供たちから非常にむごたらしいやり方で命を奪い取ってしまうとは…。
■忽然と姿を消した子供たち
米国ジョージア州ガイトンで2018年12月、ある民家の裏庭に埋められていた子供2人の遺体が掘り起こされた。
1人は2016年11月に忽然と姿を消していた息子のエルウィン・ジョン・クロッカー・ジュニアさん、もう1人は2018年10月以降誰も姿を見ていなかったメアリー・フランシス・クロッカーさん。いずれも当時の年齢は14歳で、警察による捜索が難航するなかでの発見だった。
■大人5人で拷問
遺体の状況から激しい虐待や暴行が疑われ、家族に事情聴取を行ったところ、ふたりはそれぞれ拷問のような暴力の末に死亡し、遺体を裏庭の土の下に埋められていたことが判明。
警察は親族4名を含む計5名を殺人、死体遺棄および証拠隠滅などの容疑で逮捕した。
■外部は虐待に気付かず
この家の子供たちはあまり食事を与えてもらえないほか、日常的に身体的な虐待を受けていたことがわかった。口答えをすれば熱いお湯をかけられ、テーザー銃でショックを与えられ、裸で犬小屋に投じられるなどされ、性的暴行があった可能性も否定できないという。
だが教育は両親の方針によりホームスクーリングの形で行われ、外部の者がこの家庭内で起きている虐待行為に気づくことは難しかった。
■両親・伯父・祖母に死刑判決か
この事件で起訴され、身柄を勾留されているのは実の父親であるエルウィン・クロッカーとその再婚相手で継母にあたるキャンディス・クロッカー、そして殺された2人とっては義理の伯父と祖母にあたるキャンディスの兄と母親。さらに祖母と交際していた男の計5名。
検察側は両親、伯父、祖母の4名に対し死刑を求刑しており、2月19日にエフィンガム郡裁判所でスタートする裁判には高い関心が集まっている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)