張本勲氏、筋骨隆々の大谷翔平選手にダメ出し 「プロレスじゃない」「走れ」
ビルドアップされた大谷翔平選手の身体に張本勲氏が…
23日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がメジャーリーグ・エンゼルスの大谷翔平選手について「ダメ出し」をしたことが物議を醸した。
■大谷選手のトレーニングにダメ出し
今シーズン、右肘手術のため休止していた投手と野手の「二刀流」復活を目指す大谷翔平選手。番組では大谷選手の腕が写った写真を放送し、「注目するべきは一回り大きくなった身体。筋骨隆々の二の腕に全米も大注目です」とアナウンスした。
これを見た張本勲氏は「ダメだねえ大谷は。あんな身体作っちゃダメだよ。プロレスじゃないんだからね。野球に必要な身体だけでいいんですよ」とバッサリ。そしてゲストの元広島東洋カープ新井貴浩氏に「イチローの話をしてやってくれよ」と振る。
新井氏は元シアトル・マリナーズのイチロー氏が、ウエイトトレーニングで筋肉をつけたところバッティングの感覚が狂い、初動負荷トレーニングに切り替えたエピソードを紹介。そして「選手によって合う合わないがある」「大きくしていいタイプの選手と、その感覚がずれる選手がいる」などと話した。
■「走り込めばいい」と持論
この話を聞いた張本勲氏は「怪我しますよ。身体の大きな人はね、膝に負担がかかるから。まして人工芝ですから、怪我が非常に多くなります」と補足。関口宏が「あんまりウエイトトレーニングは、やらないほうがいい?」と質問を寄せる。
張本氏は「やってもそれ以上に走ればいいですよ。逆だもん。上半身ばっかり鍛えてもダメですよ 」と大谷選手のトレーニングについて「もっと走り込むべき」とダメ出しをした。
番組ではお馴染みとなった「ウエイトトレーニング否定」と「走り込み至上主義」。
視聴者の反応は「野球に余計な筋肉はいらない」「大谷の腕はやりすぎ」「感覚が狂う可能性があるのは間違いない」という肯定と「考えが古い」「走らなくても結果は残せる」「野球は陸上ではない」という反対意見で真っ二つとなっている状況だ。
■中高年ほど走り込み派が多くなる
張本氏が事あるごとに主張する「走り込み至上主義」。プロ野球選手のなかでも、その重要性について意識が分かれている。しらべぇ編集部が全国の10~60代の男女1,732名に聞いた調査では、中高年ほど「野球選手は走り込みで鍛えるべき」と考える人が増える。
正しい練習方法については意見が分かれるところだが、プロ野球選手の評価は結果で決まる。大谷選手には、今季張本氏を黙らせるような成績を上げ、トレーニングの正しさを証明してもらいたい。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
対象:全国10代~60代の男女1,732名(有効回答数)