メルカリで2箱6千円のマスクを購入 出品者の正体に「切なくなった…」
もはや社会問題にまで発展しているマスクの転売騒動。メルカリでマスクを購入した人が、ある事実に気づいてしまい…。
薬局などでは1人当たりの購入数に制限が設けられるなど、価値が非常に高まっているマスク。中には品薄状態になっていることを逆手にとり、高額転売を行なう人物も少なくはない。
■「半無法地帯」の状態に…?
戦後の日本では「ヤミ市」と呼ばれる場で様々な物品の取引が行われたが、現代では売買の主戦場は主にインターネット。フリマ系のアプリやサイトでは、マスク1箱当たりに相場の10倍近い価格がつけられるケースも珍しくない。
『Yahoo! 知恵袋』では、メルカリでマスクを購入したあるユーザーのエピソードが注目を集めている。
■止むを得ず購入すると…
「どうしても仕事柄マスクが必要だった」という理由で、マスクが50枚入った箱を2つ購入したという投稿主。トータル6,000円という高額な商品だったが、止むを得ないため納得の上で購入したそうだ。
しかし出品者の他の商品を見て、やるせない気持ちが胸に押し寄せる。トピックには「その方は中古の子供服やオモチャを主に出品されていて、子供さんがいる主婦の方のようでした」と綴られていた。
購入したマスクには非常に丁寧なメッセージが添えられいたため、投稿主は「それが逆に切なくなりました」「すごく丁寧な方なのにマスクを高値で出品していることにちょっとショック」と心境を語っている。
■「これは切ない…」と共感の声
転売行為をする人々は、ネット上で「転売ヤー」と揶揄されている。人によってイメージする人物像は様々だが、あまり柄の良くないタイプの人々を思い浮かべるケースが多いのではないだろうか。
しかし、そんな固定観念を覆すかのような「世間的に良い人」の転売行為にショックを受けた投稿主。同トピックには、「切ないですね…。なんか涙が出そう」「そういうのを知ると、人を見る目が変わりますよね」「愛想の良い人がじつはドロドロした性格だったりするしね…」といったコメントが寄せられていた。
■転売品を買う?
公演チケットや限定品など、希少価値のあるものは「転売ありき」が当たり前のようになってしまった昨今。しらべぇ編集部では以前、全国20〜60代の男女1,387名を対象として「転売品を購入した経験」について調査を行なったことが。
調査の結果、「定価より高い転売品を買うことがある」と回答した人は全体の9.6%と判明している。
転売行為の多くは、「ごく普通の一般市民」によって行なわれているのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)
対象:全国20代~60代の男女1387名(有効回答数)