コロナ拡大で抽選券配布に“お願い” 従うと「100キロオーバー」の長蛇の列に
プロ野球・広島東洋カープが入場券販売のための抽選券配布にあたり出したお願いが話題に。
2020/02/21 17:20
広島東洋カープは20日、今季公式戦の入場券販売に先立つ、抽選券配布の概要を発表した。
3月1日に窓口購入する1200人を選ぶため、23日におこなわれる配布。昨年は5万人以上におよぶ長蛇の列ができた。今年はコロナウイルス拡大を受け、マスク着用といった“お願い”が出されているが、このうち、「前後の人との距離」を定めた箇所に注目が集まった。
■「できれば2メートル以上空けて」
抽選券は20万枚以上を用意。中国で発生し、日本国内でも流行しているコロナウイルス拡大を受け、球団は配布列に並ぶファンに対し、「くしゃみや咳の際にはマスクやハンカチなどを使用」と求めた。
このうち、「周りのかたとの距離を大きく(できれば2メートル以上)空けて」という一文が注目を浴びているのだ。
■昨年の並んだ人数で計算すると…
仮に、今年も5万人が訪れたと考え、お願い通りに2メートル空けると、「2メートル×5万=10万メートル」。1キロ=1000メートルなので、100キロの列ができることになる。
マツダスタジアムのある広島市南区南蟹屋から100キロ先は、どのあたりに位置するのか。北方面であれば、川本町役場(島根県邑智郡川本町)、西方面なら戸田駅(山口県周南市)。東方面であれば、東福山駅(福山市)とマツダスタジアム間(101キロ)に及ぶ計算になる。
■人気が高い球団
文字通りにとらえて計算してみると、あまり現実的ではない列となるが、それだけ人気が高いということだろう。
SNS上などでは「南なら海なので水着着用しないといけない」といった反応があがっている。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)