「10歳のパパ」はとんだ濡れ衣だった 15歳少年に強姦されていた少女
「やはりそういうことか」とロシアの人々。嘘をついた少女への怒りは大きいようだ。
しらべぇでも既報だが、先日ロシアで10歳少年と13歳少女が仲良く公開テレビ番組に出演し、「赤ちゃんができた。産んで2人で育てる」と告白して大変な騒動となった。「少女は何か真実を隠している」と疑う人々。その直感は正しかったようだ。
■テレビの公開番組で…
ロシア・クラスノヤルスク地方の小さな町ジェレズノゴルスクで、このほど13歳(メディアにより14歳との報道も)の少女が妊娠した。
赤ちゃんの父親について少女は約1年前から交際している10歳少年だと説明。話題を聞きつけたテレビ局「The Rossiya 1」は幼い2人を公開番組に出演させ、そこで医師が「少年の幼すぎる男性機能では妊娠させられない」と告げたことから、番組はさらに騒然となった。
■15歳少年が少女を強姦
少女は何かを隠しており、少年も嘘をついていると誰もが疑ったその妊娠騒動。このほどついに新事実が伝えられた。
少女の家族がロシアのメディアに語ったところによれば、15歳の少年から性的暴行を受けていたことを少女がテレビ出演の後で明らかにしたといい、その少年は強制性交等罪(旧:強姦罪)につき起訴され、現在は自宅軟禁の状態に置かれているという。
■「レイプ被害」への嫌悪感
レイプ被害者のレッテルを貼られ、それにずっと苦しめられるような人生を想像したのか、少女は家族に「被害にあったと知られること自体が恥ずかしかった」などと説明。
自主的な性行為による妊娠だったと思わせるため、身近な友達だった10歳少年に一緒に嘘をつくよう頼み込んだという。
公開放送で頬を赤らめながら「肉体関係もある。僕はパパになる」などと語って有名になってしまった憐れな少年に対しては、ロシアじゅうから同情の声が寄せられている。
■性犯罪被害は相談しづらい
とんだ嘘つきだとロシアじゅうから批判されている少女だが、彼女がそもそも性犯罪の被害者であることを忘れてはなるまい。
年齢が幼いほど、被害を家族や学校に相談することが難しいといわれる性的虐待や暴行。この少女のように、「レイプ被害者のレッテルを貼られること自体が怖い」という者も大変多いと考えられている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)