張本勲氏、野村克也氏の訃報に「寂しい」 「采配は普通」発言には批判も
11日に亡くなった野村克也氏について張本勲氏が…
■選手・野村克也も称賛
また「選手として凄いのは、バッティングを変えたんですよね。1954年に入られて、3年後に1回ホームラン王を取ったんですよね。ところがカーブを全然打てなかったんですよ。野次られてね『カーブの打てない野村、大飯食らいの野村』とね」と紹介。
そして「ところがね、バットを短く持ち出したんですよ。アメリカまで飛ばしてもフェンス超えても1本のホームランだと逆算しているわけですよ。だから短く握って、腕力あるからドーンとぶつければ入ってく。そのときは凄いなあと」と振り返る。
続けて「だから連続写真みてもね、フォローはほとんどないんですよ。ゴーンとぶつけているだけですから。それで8年9年連続ホームラン王とってますから、これも凄い考えだと思います」と称賛した。
■ネットから批判も…
今回冒頭では涙ぐんでいるようにも見え、「犬猿の仲」といわれた間柄ながらも野村氏を称賛した張本氏。視聴者からは「寂しそうだった」「泣いているようにも見えた」などの声が上がる。
一方張本氏が野村氏の采配を「大したことない」と表現したことについて、「不適切な表現」「監督をしたことがない人に言われたくない」「余計な言葉」などの批判もあった。
■誤解を生んだ張本氏
張本勲氏と野村克也氏は現役時代激しく争ったライバル。バッターボックスで「ささやき戦術」を駆使する野村氏に張本氏が激怒し、空振りする勢いを利用しバットで頭を殴ったエピソードも有名だ。
ライバル関係にあった2人だが、張本氏は番組冒頭で寂しそうな顔を見せたうえ、足跡を称賛しており、尊敬の念を持っているものと思われる。しかし、「采配は大したことない」と語ってしまったことで誤解を生んだしまった。
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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)