大阪の人がエスカレーターの右側に並ぶのはせっかちだから? チコちゃんが秘密に迫る
『チコちゃんに叱られる』で大阪の人がエスカレーターの右側に並ぶ理由を解説した。
14日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ「大阪の人がエスカレーターで右側に乗るのはなぜ」が話題となっている。
関東は左側、関西では右側に並ぶ傾向にあることを知っている人は多いが、その理由について知っているだろうか。
■「阪急電鉄が始めたから」
テーマに対するチコちゃんの回答は「阪急電鉄が始めたから」という。自然な成り行きで決まったわけではなく、企業の働きかけが大きく影響しているようだ。
上野公園で開催された東京大正博覧会が日本最初のエスカレーターであったと紹介。初めてのエスカレーターは乗るだけで10銭が必要な一種のアトラクションだった。
当時、銀座のカフェで飲めるコーヒーが5銭であったことを比較対象にしてエスカレーターの値段の高さをアピール。そして、万博開催と同じ年に 日本橋三越本店の前身となる三越呉服店にエスカレーターが常設された。
■大阪の人はせっかち
1967年ごろ、大阪で片側並びの文化が生まれた。エスカレーターの登場は東京が初だったが、片側並びは大阪からはじまった。
阪急梅田駅が移転したのに応じて、エスカレーターと動く歩道が設置された。するとせっかちな大阪の人たちはエスカレーターの上を歩き始めたという。
エスカレーターの上を立つ人の間を縫って歩くと危険なため、 列を整理する目的で「お歩きになる方のため、左側をお空けください」とアナウンスした。アナウンスが原因だが、なぜ左側を開けるようにしたかはわかっていないようだ。