46歳男が口論から20代恋人を殺害 皮をはぎ内臓を取り出す猟奇性も
美貌と若さが自慢の20代女性と交際していた40代半ばの男。彼は突然豹変した。
男は酒が入るとキレやすいタイプだった。だが、それ以前に人格にも問題があったのかもしれない。女性とのちょっとした喧嘩に感情を激高させ、やがてナイフを手にしたという。
■上半身血だらけの男
メキシコのメキシコシティでこのほど猟奇殺人事件が起き、エリック・フランシスコ・ロブレドという46歳の男が殺人および死体損壊・遺棄の疑いで逮捕された。
グスターボ A. マデロ地区にあるアパートの自室で交際していた25歳の女性を惨殺し、上半身血だらけで歩いているところを近隣住民により通報された。
■「彼女が先に攻撃」と男
地元メディアなどによると、ロブレドは警察の取り調べに「2人でお酒を飲んでいたが口論になり、共に感情を激化させた。彼女が自分のナイフで俺を刺そうとしたため、それを取り上げ彼女への攻撃に転じた」などと話している。
正当防衛のようにも思われるが、そのナイフが本当に女性のもので、かつ最初に彼女が攻撃してきたことを示す証拠はない。
■遺体の皮をはぎ、肉をそぐ
ロブレドの供述を全面的に信用するわけにはいかない、もう1つの重大な理由。それは愛していたはずの恋人の遺体の扱いに、この男の異常なほどの残虐性が表れていたことだ。
女性の首を3度ナイフで刺し、絶命したことを確認するとロブレドは女性の体から皮をはがし、肉をそぎ、内臓を取り出して腸はトイレに流していた。警察はその後、付近から女性のものとみられる体の一部が入ったビニールも発見している。
■遺体を切り刻む異常性
ロブレドは遺体の証拠隠滅を図ろうとしたことを認めるも、そのむごたらしさについては沈黙を続けている。
口論が激化してカッとなった瞬間はあったにせよ、この男がそもそも「誰かを殺し、遺体を刻んでみたかった」といった歪んだ好奇心や欲求を持つ人格異常者だった可能性は否定できない。
まれには、骨の髄まで相手のすべてを愛したいといった異常な独占欲の持ち主が、裏切られたと感じた瞬間にこのようなバラバラ殺人事件を起こすこともあるようだ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)