いじめを目撃して食い止めた少年 逆恨みされ殺される悲劇に
いじめの現場を見て助ければ、自分が標的に? どのような対処が望ましいのか、今後さらなる検討が必要になりそうだ。
■監視カメラの映像
監視カメラの映像が残っていたことから、いじめ加害者のひとりが少年を殺害した容疑者であると判明。「年齢は13~15歳」という点は発表されたが、容疑者の年齢を考慮すると氏名を含む詳細の公表は不可能だという。
当局は「殺害に使われた銃の入手経路の解明をまずは目指す」という方針を発表しているが、今後の調べで加害者と被害者の関係など、より細かく判明するはずだ。
■関係者の声
7日には、少年が通っていた高校の教職員、そして生徒たちがキャンパスに集結。校長は「わが校の多くの生徒、そして教師の心に触れた少年が亡くなり、胸がつぶれる思いです」とコメント。
亡くなった少年の母親も集会に参加し、「息子の人生、そして息子との思い出をどうか忘れず讃えてください」「どのような子だったかも、忘れないでやってほしいのです」と生徒たちに声をかけた。
いじめを目撃したら「見て見ぬふりはしないように」と多くの教育関係者や保護者は子供たちに指導するが、その方法につき具体的にはどう教えるべきなのか。少年犯罪が深刻化するなか、教える側の苦悩も大きくなるばかりだ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)